
基本理念である「あすなろう精神」に基づく人間教育を重視しています。
西九州大学は、昭和43年の開学以来44年目を迎えました。1学部1学科からスタートした本学も、人間の健康、福祉、教育・保育に寄与する専門職業人を養成する大学として体制を整え、今では3学部4学科-健康福祉学部(健康栄養学科、社会福祉学科)、リハビリテーション学部(リハビリテーション学科)、子ども学部(子ども学科)-ならびに大学院健康福祉学研究科(修士課程)からなる大学へと発展してきました。これまでに7,500名を超える卒業生を輩出し、その多くが栄養、福祉、医療などの分野で活躍しています。
本学の目標は、教養と人間性を兼ね備え、その分野で指導的役割を担うことができる専門職業人を養成することにあります。そのために、創設以来の人材育成の基本理念「あすなろう精神」のもと、皆さんのコミュニケーション力、自己管理力、職業観、人間力などを育てることを目的とした科目「あすなろう体験Ⅰ~Ⅲ」を開講し、実践的、体験的な学習を通じて人間教育を行い、自律的能力と就業力の育成を強化しています。この学習を通して、「真の就職率(第一志望への就職率)ナンバーワン」をめざす、「新ひとづくり計画」を進行中です。自分づくりの土台を築いた上で、本来の目的である専門分野についてしっかりと学んでください。
また、本学では、教育のみならず、西九州大学ならではの研究および地域貢献にも引き続き努めてまいります。さらに、21世紀はグローバル化とともに国際化が求められており、海外の大学との学術交流協定に基づく交換留学生制度が、平成24年度からスタートしています。現在、韓国、米国などとの交流が始まっていますが、今後はアジアを中心に交流を広げて行く予定です。皆さんも、機会があればこの制度を利用して異文化理解を深め、21世紀を生きる人間として自らの視野を広げる努力をしてください。異文化との触れ合いは多様性を生むきっかけとなり、ひいては新しい文化へつながる芽ともなるでしょう。
ここ神埼キャンパスは自然と歴史に恵まれ、筑紫平野が一望できる風光明媚なところにあります。一方、佐賀市にある神園キャンパスは清水豊かな多布施川沿いにあり、街中にありながら四季の変化を感じ取ることができます。このような環境の中で青春の思い出を刻んでください。

西九州大学 学長
向井 常博